俺のスターな男シリーズを見てインスパイアされて星の写真撮りたくなった一眼デジカメを所有してる人へ簡単なアドバイス

表題の件、リアルで数名会いました。リアルで数名いるくらいだからネットの向こうには23人くらいいるのではないか?と思うんで書いてみます星景写真のやり方。鳥の撮影は機材高いし撮影自体凄い大変で難しいけど星はそうでもないです。マニュアルフォーカスなので安いレンズでもOKだし、晴れてて街明かり・月明かりがなければ簡単に撮れます。計算された時間・方角に100%現れるのも星の良いとことです。鳥と違って🤣
対象者
- デジタル一眼レフ・ミラーレスカメラを持ってて基本的なこと(シャッタースピード、絞り、ISOの事)は知ってる人
- スターな男シリーズを見て自分も星の写真にちょっとだけチャレンジしたくなったひと
最低限用意するもの
- なるべく明るい広角レンズ(~35mm)
- 三脚
- 街明かり・月明かりの少ない暗い場所
↑たったこれだけ用意すれば誰も撮れます👍
カメラによってはピント合わせが難しいかも
オートフォーカスを切って手でピント合わせします。ミラーレスの場合は背面液晶でもファインダーでも星を映せます。ピントリング回して星が一番小さくなる位置に合わせます。
ミラーレスでない従来式の一眼レフの場合、ファインダーでは星が見えないかもなのでライブビュー的なのを背面液晶に表示させると良いらしいです。詳しくは機種・メーカーごとにググってください。
カメラの基本設定
- ピントは手動
- モードはマニュアルモード
- 絞りは開放
- シャッタースピードは500÷レンズの焦点距離
- 例:18mm :27秒 24mm:20秒 35mm:14秒
- できればJPEGだけでなくRAWも一緒に記録
- シャッターは2秒タイマーで
↑とりあえず絞り開放でシャッタースピードを上記に設定しISO800くらいで撮影してみてください。暗すぎならISOを上げ、明るすぎならISO下げる感じで何枚か撮って撮って撮りまくって調整します。
そこそこ暗い空ならこんくらい↓は撮れると思います

↑いい感じに見えるけどこれは露出アンダーらしいです。
適正露出
ここは完全にYouTubeからの受売りです。適正露出は背面モニタでチェックするのはNGだそうです。理由は周りが暗いので液晶が明るく感じちゃうから。適正露出を知るにはヒストグラムを表示させ山が真ん中か真ん中よりやや左にあるのが理想とのことです。
ちなみに山が真ん中くらいって↓こんくらいです。

ぱっとみ「明るすぎでね?」って思うけどそれはあとからPCで調整するので問題なしです。
ここまで読めばもう撮れたも同然!あとは月齢と天気とローケーションと相談するだけ。健闘を祈ります👍
以下補足
カメラのちょっと細かい設定
- 手ブレ補正関係は全部OFF
- 長時間露光のノイズ軽減処理的なのもOFF(これをしないと撮影後に凄い待たされる)
- 先に「シャッターは2秒タイマーで切る」と書いたのはシャッターを指で押したときの手ブレを防ぐためです。リモコンやスマホアプリリモコンがあればそれでもOK。
シャッタースピードは本当はもっと短いです。
- シャッタースピードは500÷レンズの焦点距離
- 18mm :27秒 24mm:20秒 35mm:14秒
と書いたけど本当は上の設定だと星が流れます。
↓16mmレンズで30秒。拡大すると流れてるのがわかります。でも全体でみるとわかりません。

流れないようにするには200÷レンズの焦点距離が良いそうです。でも、そうすると24mmで8秒とかなので露出アンダー気味になっちゃって、ならばとISOを上げまくって今度はノイズとの戦いになるかもです。高ISOとノイズ量はカメラによってだいぶ変わるので、そこら編はいろんなパターンで撮りまくってベストを見つける感じですね。
ソフトフィルター推奨
ソフトフィルター無し↓

ソフトフィルターあり↓

いまのカメラは高性能過ぎて明るい星も小さい点にしか映らないんだそう。なのでソフトフィルターは買ったほうが良いです。
ケンコーのプロソフトンっていうシリーズのが有名みたいです。


数千円で買えるようです。俺のはレンズの形状的にこれを付けられないので別の使ってます。
撮るのは簡単。その後のPC処理が大変
スターな男シリーズで何度も書いてますが撮影自体は簡単です。でも、その後のPCでの現像や加工がだいぶ面倒です。撮影時間10分、PCでの格闘100分、そんなイメージです。でRAW現像は高スペックPCが必要なので、その点もなんだかなー🤔って印象はあります。そこらへんをクリアできればまーまー面白い撮影対象だと思います。加工や現像のやりかたはYouTubeに星の数ほどあります。
ちなみに秋の星座はしょぼいです。スターな男でよく出てくる「夏の大三角形~天の川」と「冬のオリオン座~ダイアモンド」が2大被写体です。10月以降、夏の星たちは早々と西の空に沈みます。そして深夜に派手派手な冬の星たちが東から登ってきます。2022年10月だと明日10日が満月。

23日くらいから好条件になります。その頃だと25時くらいには冬の星たちが上がってきていい感じです。

そんな感じであなたもスターな男になろうぜ~
関連リンク
今日のほしぞら
https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/skymap.cgi
光害マップ
https://www.lightpollutionmap.info/
星空指数
https://tenki.jp/indexes/starry_sky/
全国極上天体観測地マップ、比較的光害の少ない天体観測地まとめ
https://syachuhaku.fxtec.info/index.php?天体観測マップ、光害マップ
カテゴリ:星景写真