スターな男#2 ベランダで星撮影の練習2回め
昔ながらの感覚だと梅雨明けしたら太平洋高気圧がドーンって居座って真っ青な夏空が広がって午後から入道雲が遠くに・・ていう安定した天気が2週間くらいい続く・・・なんていうのが「ザ・日本の夏」の天気だった気がするけど近年はそんな常識が全然通用しませんね。
そんなわけで星景写真の道具は揃えたもの天気悪すぎでぜんぜん練習できずにいたけど本日久々に晴れたのでベランダで練習してみました。
下弦の月が上がってきてるのでそっち方面は明るすぎて全然だめ。
左下の明るいのが月。
陸上も明るいので、ここまで周りが明るいとシャッタースピードがどうとかISO感度がどうとか関係なく星はぜんぜん撮れないことを把握👍
前回ピンボケ過ぎたので望遠レンズに付け替えて月を撮ってみた。前回よりちょっとましだけど
拡大すると・・🤔🤔🤔
ついでに木星と土星も撮ってみた。
ニコンの公式サイトにCOOLPIX P1000(1200mm望遠相当)で撮った作例で木星の縞々がぼんやりだけど写ってるのを見たのです。
なんなら土星のワッカも写せるみたい。COOLPIX P1000すごっ👍
ってことでオレのも最大で500mm+2xエクステンダ 1.6倍クロップなのでもしかしてこれくらい撮れるのか?って期待し、前回は露出オーバーで白飛びしてたんだろうな、ってことで今回は露出時間抑え気味で撮ったけどやっぱりダメでした。
場所移動。
うちは角部屋なのでベランダがL字型になってます。前回も今回も南側のベランダで練習してましたが、今日初めて西側のベランダへ!実はここに住んで10数年経つけど初めてですよ西側のベランダ🤣 嫁の部屋のベランダなのでまじで一度も来たことなかったよ!思いのほか広くてびっくりした。ベランピングできそうなくらい広い👍
それはともかく、そっちのベランダからは北~西を見れます。そして夏の大三角形が真上に。真上方向は街中の明かりもちょっとは避けられます。
夏の大三角形と天の川を狙える位置
RAWで撮ってライトルームCCで現像。そうするとぼんやりだけど天の川が写ってた👍
人工衛星が飛んでいたので入れてみた。ライトルームCCで現像しフォトショでソフトフィルター的なエフェクトかけたやつ。
拡大すると「え?こんな星いっぱい写るの?」ってびっくりします。
南側のさそり座あたり。
天の川が一番濃いいところですね。JPEG撮って出しでこんな感じ。さすがに街明かりが激しいけど真ん中にぼんやり天の川の筋が写ってます。オレの老化した肉眼だと一等星しか見えませんが🤣
現像したバージョン
ぼんやり天の川⬇
正直、家のベランダでこんなに天の川写るとは衝撃です。
カメラのセンサー凄いですね。
前回のカメラがグラつく問題はL型プレートで解決
そんなわけでいつか街の明かりのないところで撮影するために今は練習段階です。前回の一回目は色々な問題がありましたが、一番ダメダメだったのが「カメラが予期せず動いちゃうこと」でした。原因はクィックリリースプレートとカメラ本体の固定がダメだったこと。前回使ったプレートは三脚の雲台に最初からついてたやつ。アルカスイス互換プレートとかいうやつ。
これ、ネジ止めタイプなんですが、手で思いっきり締めてもクルっと回っちゃってました。カメラがクソ重い(レンズが重い)ので、それに耐えきれてない感じ。
本体の下に革のカバーつけてるんでそれが原因?
つってカバー外してつけたけど、やっぱりダメでした。ってことでSmallRig社のL型プレートをポチり。
そしたらグラつく問題は完全に解消しました👍
今日はけっこう北風ビュービューで体感で7mくらいの風速。三脚倒れるんでね?くらいのビュービューで怖かったです。で、さすがにカメラのストラップは外したけど、こんくらい風強いとアンカーリンクスすらカチャカチャ鳴ってダメですね。
レンズヒーターはまだ使ってないけど、冬の北風ビュービューのときヒーターのケーブルとかかなりヤバそう。ちゃんと対策しないとですね。って、北風ビュービューのとき撮影するか別として。
メガネ2つ必要か?
カメラでピント合わせするにも、設定いじるにも老眼で見えない。そして星空は近眼で見えない。遠くも近くも見えない最悪のオレ😂結局、頭に近眼用メガネ乗っけながら老眼鏡をつけるっつー面倒臭さ😂 でもこればっかりはどうにもならぬ。遠近両用買うしか無い。
ソフトフィルター問題
明るい星を「ボヤ」っと写すことができるソフトフィルター。
なるほど~これはぜひともホシい。星だけに。が、オレの星用レンズはレンズが出っ張っているタイプなので普通の丸いはめ込み式フィルターが付けられない。
・リアフィルター
・アダプター経由で全面に角型フィルター
っていう2つの選択肢があるみたい。
LEE 100×100mm角ポリエステルフィルターが市場に出回っていない問題
リアフィルターの場合、4000円くらいのリアフィルターホルダーを買えば、簡単にポリエステル製のフィルターをつけることができるらしい。
んで、そのポリエステル製のソフトフィルターってのを調べると必ず行き着くのが
LEE 100×100mm角ポリエステルフィルター ソフト
っていう商品。価格は6000円くらい。が、しかし、ここ何年も流通してないみたい。どこのネット通販サイトでも売り切れ。そしてメルカリみるとかなりのプレ値でしょぼーん。
2022年8月現在、シグマ14mm F1.8 DG HSM | Art / CANON EF mountにポリエステルのリアフィルターをつけるのはかなり難しいみたいです。一つだけ望みがあるとすれば先日シグマから発売されたばかりの究極の星景撮影用レンズとかいうSIGMA 20mm F1.4と24mm F1.4に標準でリアフィルターホルダーがついてること。
これらのレンズが星用でめっちゃ売れたら件のポリエステル製ソフトフィルターも再販してくれるのでは?っていう期待。
フロント用のフィルターはそもそも高額である問題
リアがダメならフロントにつけるフィルターしかありません。シグマ14mm F1.8の場合、150mmの角型フィルターをつけないとだめらしい。そして専用ホルダーも必要。150mmの角型ソフトフィルターで探すとだいたい
- KANI
- NiSi
- Kenko
の3ブランドのが見つかります。が、ガラス製とかでいずれも高価なんです😂
2万円~3.7万円😱 ガラスの板が3万円・・・・
そしてそのフィルターをレンズにセットするホルダーが約2万円
リアフィルターは合計約1万円でフロントフィルターだど合計4~5万円!高っ。
でもソフトフィルターに関しては自作もけっこう行われててググると材料費500円くらいで作ってる人もいるんで最初はそれにしようと思います。
TAMRON SP 15-30用のソフトフィルターを自作 | GANREF GANREF
それかフォトショップで加工するとかですかね~
⬇これはフォトショップでちょっとぼかし加工してます。
つっても一番大事なのは撮影場所ですね。もうちょっと自宅で練習し早く良い撮影スポットに行ってみたい👍
カテゴリ:星景写真