ルノー・ルーテシアZEN 10日目のインプレ
そんな訳で去年12月23日に中古で買ったルノー・ルーテシアというフランス車が納車されました。まだ日数にして10日ほど、距離も100キロ弱の下道しか走ってないけどファーストインプレってことで書いてみます。
ルノー・ルーテシアの基礎知識
クルマは見た目7割だと思っているんで、この見た目はとても気に入っております。ま、それは個人の好みなので多くは語りませんが、かっこいい&可愛い感じで気に入っています。
大きくて重くて良い車過ぎるポルシェマカンの反動で買ったなので、この小ささと軽さは気に入っています。
ってことで、マイナーなクルマなのでルーテシアの基礎知識。
フランスのルノーという会社のクルマです。ルノーのラインナップの中では小さい方から2番め。いわゆるBセグメントのクラス。日本で言うデミオ・ビッツ・アクア、ドイツ勢でいうVWポロ・AUDI A1とかのサイズ感ですね。
オレのは一番安いグレードの「ルノールーテシアゼンMT」です。車体価格で200万。これの上にデュアルクラッチトランスミッション(ルノーでいうEDC)のモデルであるゼンEDCがあり、その上にインテンスという高級仕様版があるようです。
https://www.renault.jp/car_lineup/lutecia/より引用
今現在公式サイトには載ってませんがホットハッチ版で300万を超えるルーテシアR.SとかルーテシアR.S.トロフィーなどもあるようです。
輸入車というと無駄に高いイメージがあると思うけど、車両価格で200万って同クラスの日本車とそんな違いません。現行デミオディーゼル版は乗り出しで250万超えましたからね。今は軽自動車でも乗り出し200万超えるのがあるそうなので、そういう意味では安いクルマと言ってもいいかもしれません。
- スリーサイズは 4,095 × 1,750 × 1,445 mm
- 1,130kg
- エンジンは3気筒 0.9リッターターボ
- 最高出力 90ps/5000rpm 最大トルク 140N・m/2,250rpmの前輪駆動車
- ハイオク45リッタータンク
- 16インチタイヤ(195/55R16)
っていう感じです。普通のコンパクトカーですね。
前にも書いたけどヨーロッパで一番売れてるクルマはVWゴルフ。そして2番めに売れてるのがこのルーテシア(向こうではクリオという名前)。
↓こちらから引用
Bセグに限ればVWポロを抜きヨーロッパで一番売れてるのがルノールーテシアなんです。
ルーテシアの内装はごく普通
200万のクルマなので内装に多くは求めません。質感はそれなりです。シートはドイツ車みたいな感じはなくて日本車に近い感じ。
背もたれ調整がダイヤル式なのがグッド!
ナビはついてません。でもUSBポートがあるしブルートゥースでiPhoneと繋げられるんで全く問題なし。
もともと通勤・近場下道用の購入なので全く問題なし。でも、夜間車内が真っ暗になるので、ちょっとLEDライトを付け足そうと思います(*´ω`*)
グローブボックスの中は一段凹んでるところがあって、そこにマニュアル類がすっぽり入る仕様なのは気が利いてるなーって感心しました。
特徴的なのがキー。カード式。これを差し込んでプッシュボタンでエンジン始動する感じ。
これがまーまー大きいのでちょっと扱いづらいです。慣れの問題かもですが。
同じルノー社の一番に小さいトゥインゴも購入検討してたんですが右ハンドルMTモデルは左足置き場がないということで断念しました。でも、ルーテシアは広大な左足置き場があって安心です。
あ、中古で買ったときフロアマットついてなかったので今の所そのままです。中国の激安サイトで探したら汎用フロアマットが送料込みで6000円くらいだったのでオーダーしました。ちなみに中国にもルノーはあるようで、それなりのルノー用品ラインナップがありました。
ラゲッジルームは奥行きこそ無いけど幅はそれなりにあってギターと61鍵キーボードがぴったり入りました。
ちなみにポルシェマカンに同じギターを積んだ図↓
↑奥側がちょっと狭い構造だけど、これ見るとマカンとルーテシアでそんなにラゲッジルームの幅は変わりません。
マツダDJデミオ(MAZDA2)とルノールーテシアのサイズ比較
ルーテシアは 4,095 × 1,750 × 1,445 mm
DJデミオ・マツダ2が4,065 x 1,695 x 1,500-1,550 mm
サイズはほぼ同じ感じです。ルーテシアがちょっと幅広でルーフが10cm低い。
今のところ0.9リッターでじゅうぶん快適です
去年の夏まで乗っていたDJデミオディーゼルAWDと比較すると
デミオXD(AWD) 最高出力 105PS 最大トルク 25.5kgf 重さ1495kg
ルーテシアZEN MT 最高出力 90PS 最大トルク 14.3kgf 重さ1130kg
ってことで馬力はあんまり変わらずですがトルクが段違い。だけど300キロ軽い。
数字だけみるとデミオXDに比べて力不足に見えますが、実際のところはそうでもないです。それは多分軽いこととMTだからだと思います。同スペックの国産コンパクトカーにレンタカーで何度か乗ったことありますが、ギアがCVTだと全く思い通りに走らせられないんですよね。エンジン音は唸るけど遅い!みたいな。
でも、このルーテシアはMTなので、それなりに思い通りに操作することが可能です。下道を普通に走ってて「遅い」って思ったことは一度も無いです。って、下道では660ccで十分なんですけどね(*´ω`*)
3気筒0.9リッターってイメージ的には非力でね?って感じですが、ぜんぜん問題ないです。
ハンドリングとか直進安定性は「普通」です。特に良いとは思わないし、悪いとも思わない。なにも感じないw でも何も感じないってのは良いことだと思います。
デミオの時は腰位置と視線が高いぶん、カーブや交差点ではちょっと怖い感じだったけど、ルーテシアは腰位置も視点も低いのでデミオより良い感じに曲がれます。
まだバイパス的な道がほとんどです。この先、山道とか高速を走ったらまた印象が変わると思いますが、今の所、走りに関してはなんの過不足も無く「普通のクルマ」って感想です。
地味にありがたいこと
フォグランプがコーナリングライトになる
低速時にウインカーつけるとそっち側のフォグランプが自動で点灯してコーナリングライトの代わりになるようです。これ、すごくありがたい!
マカンに乗ってて困ってるのはまさにこれ。マカンの標準ヘッドライトはコーナリングライトが無いんです(コーナリングライト付きは18万円のオプション)。そしてフォグランプもついてない。なので、真っ暗な峠を走ってるとき視点とヘッドライドの位置が高いことも加わり、左カーブのときに左下方向が真っ暗でなんも見えないんですよ。10月とか11月に榛名湖に釣りに行く時って、日の出時刻が遅いから道中は真っ暗なんです。高崎から登るコースのヘアピンカーブで左側が全く見えないっていう。
加齢により目のISO感度が衰えてきてるんで、このコーナリングライトはとっても助かりますわ!
ドアミラーの外側がちゃんと広角になってる!
日本車で見たことありませんがヨーロッパ車だと運転席側のドアミラーの外側1/4くらいが「広角」になっています。なんだけどVW/AUDI車はぜんぜん広角ミラー感が無いんですw 0.009倍広角って感じ。でも、ルーテシアのはちゃんと0.9倍広角!っていうくらい違いがありました。
まだ慣れないぜウインカー
今現在、一番困ってるのが「ウインカー操作」です。一言でいうと「戻りが遅い」。鈍角の交差点や車線変更したあとにウィンカーが戻らないことが多発しております。今日は普通に90度の交差点曲がったあとも戻らなかったw
また、ヨーロッパ車はウインカーレバーを半押しする3~4回カチカチしてくれる機能がついてて、ルーテシアもたぶんそういう仕様だと思うけど、まだ慣れないです。半押ししたつもりがマジ押ししてて車線変更後もウインカーつきっぱなしってのが何度もありました(*´ω`*)
正直いうとドイツ車のようなガッチリ感はありません
ここからはちょっと辛口になります。ユーザーさんが読んだら気分害するかもしれません。すいません。
200万円のクルマなので多くは求めてませんが、たとえば同じBセグのドイツ車であるフォルクスワーゲンのポロなんかと比べると、ボディのガッチリしてる感じや高級な感じは薄いです。
ドアの開け閉めの感触や音もルーテシアはかなり安っぽいと言うか日本のコンパクトカーと同じ感じです。
デミオでいうと一つ前のDEデミオと同じ感じ。DJデミオのほうが遥かに高級感はあります。
もちろん価格的にも位置づけ的にもそういうクルマなんですよねもともとは。ただ、同じヨーロッパのBセグっていう位置づけでルーテシアとVWポロ・A1などと同列に比べると、だいぶガッカリすると思います。ドアミラーの自動開閉システムもついてますが、作動してるときの音とか動きがとってもぎこちなくて頼りなくて今にも壊れそう(*´ω`*)
って最後に若干ディスってしまいましたが、VWポロはGTIしかMTないし、A1はBセグなのに乗り出し500万超えそうだし、この安さでMTだしてくれるルノー・ジャポンに感謝です(・ω・)ノ
PS:本日会社を出て走り出した数分後にメーターパネルあたりから「プーー」っていうビープ音が2回鳴りました。なぜ鳴ったんだろ?インフォメイションディスプレイには何も出てなかった。もしかしたら路面凍結注意アラートかな? VW系はたしか外気温3℃くらいで鳴ったと思うけど、ルノーは7℃で鳴るのか?それとも違うアラートだったのか?
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